日本医師会医療秘書認定試験
ここでは、日本医師会医療秘書認定試験について、ご紹介していきたいと思います。
試験を受けるにあたって必要なことを知り、資格合格に向けての準備をしていきましょう。
資格の概要・特徴の概要
この試験の歴史はとても古く、昭和58年に始まりました。現在までに述べ1万人以上の人が合格しており現在での資格認定者は8000人に上ります。
合格者は日本医師会認定医療秘書の資格を得られます。
数ある医療秘書試験の中でも、唯一日本医師会のお墨付きが得られる権威の高い資格です。
この資格を取得するためには様々な制限があるため、それらはどういうものなのか後程説明をします。
運営者
公益社団法人日本医師会
受験資格
この資格を取得するためには、養成機関で単位を取得することが必要であり、通信講座と全日制の2種類の中から自分が都合のいい方を探すことが出来ます。
通信講座であれば2年以上、全日制であれば1年以上の在籍が必要となっています。
これらをクリアして初めて、試験を受ける資格を得ることが出来るため、自分が通いやすい場所を探すのが先決です。
養成機関は8県の医師会認定機関のうちの10校が認定されています。この中には、通信制が愛知県の1校、全日制は宮城県と富山県、福井県、山梨県、静岡県、広島県、宮崎県においては3校となっています。
受験資格は、この養成学校を卒業することと、日本医師会規程の秘書技能科目を3科目取得していることです。
この秘書技能科目とは第1群に秘書検定、英語検定など、第2群にワードプロセッサ、タイピングを、第3群は速記、筆記能力など、第4群は簿記、電卓、珠算、第5群は保険請求事務となっています。これらから3つの科目の単位取得が必須となります。
受験日
毎年2月に行われています。
試験内容
試験には、医療・保健・福祉基礎教科と秘書専門教科の二種類となっています。
■医療・保健・福祉基礎教科
・健康とは
・疾病とは
・患者論と医の倫理(患者論)
・患者論と医の倫理(医の倫理)
・からだの構造と機能
・臨床検査と薬の知識(臨床検査)
・臨床検査と薬の知識(薬の知識)
・医療にかかわる用語
・コミュニケーション論
■医療秘書専門教科
・医療秘書概論
・医療秘書実務
・医療情報処理学
・医療関係法規概論
・医療保険事務
日本医師会医療秘書認定試験は年間300名以上の人が受験をし、90パーセント以上の人が合格するといわれている、比較的に撮りやすい資格ではありますが、事前の単位取得に1年~2年の時間を要するということがポイントです。
資格を取得して、現場で即戦力となって働けるような人になれるようにしっかりと基礎を学ぶことが大切です。