外来クラークの業務内容
医療の現場にかかわりたいけれども、資格もないという人は多いのではないでしょうか。
そんな人でも医療現場のお手伝いができるクラークという仕事をご紹介します。
外来クラークという仕事
医療の現場は電子化が進んでいますが、それでも受付をし患者のカルテを探したり、
診療室に案内したり、といった医療行為以外の事務作業はたくさんあるのです。
医者が診察だけに集中する、看護師はその補助の医療行為だけに集中するために、
外来クラークという仕事は患者さんとの間に立って
外来診療をスムーズに行うための補助業務を行います。
大病院の多くは外来の待ち時間が長いため、その間に患者の問診をしたり、
時には具合の悪そうな患者さんを看護師に引き継いでもらうようなこともあります。
事務作業ばかりでなく、待合室の患者さんたちの状況を判断することも
重要な仕事になってくるのです。
外来クラークに必要な資格とは
外来クラークになるために特に必要な資格はなく、未経験者でも職につくことができます。
社会人経験があり電話対応やPC入力に問題がなければ、
外来患者さんの一連の対応を覚えるのに一ヶ月くらいかかる程度です。
しかしこれは個人病院や診療科が少ない場合で、
大病院は中の仕組みも複雑なため覚えなければならないことも多いと
思っておいたほうが良いでしょう。
勤務する前から必ず必要な資格はありませんが、自分のスキルを一般的に測りたいのであれば、
民間の団体が主催する技能審査試験があり、
合格すると「メディカルクラーク」という称号を与えられるというものがあります。
国家資格ではありませんが履歴書などに記載できるため、自
分がどの程度外来クラークとして仕事ができるかという証明にもなりますので、
受験してみることをお勧めします。
医療はなくなることはありませんし雇用枠もたくさんありますので、
事務能力に自信があって医療の仕事にかかわりたい方は
是非この外来クラークという仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。