病歴記録管理士資格認定試験
医療事務の資格取得が人気となっている現在ですが、医療事務にもさまざまな種類があるのをご存じでしょうか?ここでは、病歴記録管理士資格認定試験について、ご紹介していきます。
資格の概要・特徴
病歴記録管理士は、メディカル・レコード・ロケイターとも言われますが、病院の診療各科の医師の補助者として、病歴記録事務に従事するために必要な知識・技能を有していることを証明する資格です。また、病院長などの指示により医師や関係者から病歴記録を集め、一定の方式で整理し、管理を行います。更に必要に応じて診療データの分析を行い、この情報によって医療の結果などを評価・判断し、該当する部門へフィードバックするという、新たな医療事務職です。
病歴記録管理士資格認定試験には初級と、病歴記録管理士初級取得した後に2年の実務経験を経て申請できる上級があります。
運営者
財団法人日本病院管理教育協会
受験資格
財団法人日本病院管理教育協会、大学・短期大学 医療教育協会が指定した全国各地の大学・短期大学・専門学校に通学し、「医学一般」「医療情報学」「医療管理学」「情報処理論」「情報処理演習」「図書管理論」「診療報酬事務演習」の指定科目を履修した者。また、病歴記録管理士資格認定試験の申請には、医療管理秘書士の資格取得者であることが必要です。
試験内容
情報処理論、療養担当規則、病歴記録管理、医事統計などです。
試験日
毎年1月、11月の年2回実施されています。
勉強方法
病歴記録管理士資格認定試験は全国統一の試験となっていますが、受験資格にある履修科目はもちろん、その他の履修科目も深い理解を得ている必要があります。病歴記録管理士に関する市販の参考書はまだまだ少ないのが現状ですので、学校での勉強をまじめに行うのが重要です。