医事コンピュータ技能認定試験
現在では医療機関のIT化が進み、各部門でコンピュータが活用される中、医事コンピュータ技能検定試験が注目されています。ここでは、医事コンピュータ技能認定試験について、ご紹介していきたいと思います。
資格の概要・特徴
医療事務部門でもコンピュータが活用されていますが、診療報酬請求事務(レセプト)のコンピュータ化は、全医療機関に普及し、レセプトのオンライン請求が進められています。そこに従事する者にとってコンピュータ技能は必須であり、医事コンピュータ技能認定試験によって医事コンピュータによるレセプト作成能力と医療事務、コンピュータの知識が問われます。
また、医事コンピュータ技能検定試験は、準1級、2級、3級の3階級に分かれています。
運営者
医療秘書教育全国協議会
受験資格
医事コンピュータ技能検定試験の受験資格は特にありませんが、医事コンピューターの操作に慣れていることが必要です。
試験内容
領域1の医療事務は、診療報酬の算定に関した知識を問われる出題内容になっていて、領域2のコンピュータ関連知識は、コンピュータに関する知識を問う試験内容となっています。また、領域3の実技では、「レセコンを使ってレセプトを作成する問題が2問」、「作成したレセプトをもとに、点数を選択する問題が20問」出題されますが、 点数表やその他の資料を見ながら解答できるので、比較的難易度は低いです。
試験日
年に2回実施されます。
勉強方法
領域1の医療事務の問題に関しては、点数表を参照することができないので、過去問題を繰り返し勉強することが重要です。また、医療とは関係ない問題が出題される領域2のコンピュータ関連知識も、専門的な問題が多くなっているので、過去問題集で繰り返し勉強したほうが良いでしょう。医事コンピュータ技能検定試験に関する参考書等は充実しているので、比較的独学でも勉強しやすい資格となっています。