医事オペレータ技能認定試験
医療機関のIT化が進む中、医事コンピュータの操作・処理は不可欠となっていますので、医事コンピュータに関する知識と技能も必須となっています。ここでは、医事オペレータ技能認定試験についてご紹介していきたいと思います。
資格の概要・特徴
医事オペレータ技能認定試験は、医事業務の遂行に不可欠となっている医事コンピュータの操作・処理に関する知識と技能のレベルを評価、認定する資格となっています。また、その職業能力の向上と社会的な地位の向上に資することを目的として実施されています。合格者にはメディカル・オペレータの称号が付与されます。
運営者
財団法人日本医療教育財団
受験資格
2級メディカルクラーク(医科)の取得者であること。また、教育機関等が行う教育訓練のうち、認定委員会が認定規定により認める「医事オペレータ技能認定試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合する医事コンピュータ教育課程を履修した者。医療機関等において1年以上の医事コンピュータの実務経験を有する者。
試験内容
学科試験の内容は、コンピュータの基礎知識・医療用語の知識・医療保険制度・公費・福祉の知識ですが、受験資格である医事コンピュータ教育課程を履修した学校からの受験については免除されます。
コンピュータ操作に関する実技試験は、外来患者3人・入院患者1人の模擬診療伝票から、患者情報・病名情報・診療情報を入力し、レセプト(解答用紙)を出力します。なお、実技は、70分間です。(コンピュータ入力 60分、レセプト出力 10分)
試験日
年12回、毎月実施されます。
勉強方法
医事オペレータ技能認定試験は実技試験がありますので、レセプトコンピュータの操作方法も慣れておく必要があり、独学で医事オペレータ技能認定試験資格を取得するのはかなり難しくなります。短期間の講義を受けて、レセプトコンピュータの操作方法を理解し、参考書や過去の問題集などで試験問題の傾向の把握や対策をたてましょう。