調剤薬局事務者
患者さんの受付・接客、処方箋の入力・データ管理、薬歴簿の作成、会計、レセプトの処理などの業務をこなす調剤薬局事務者は、薬剤師の補助業務も幅広く行ないます。医薬分業が進む中、調剤薬局は増加傾向にありますので、調剤薬局事務者のニーズが年々高まっています。ここでは、調剤薬局事務者認定試験についてご紹介していきます。
資格の概要・特徴
調剤薬局事務者認定試験は、調剤に関する点数の取り扱いや実務能力を判定する医療事務資格です。現在では、2級のみが近畿地方を中心に実施されています。調剤薬局事務者の資格を取得していることは、現場で即戦力の人材として評価されますので、就職にも有利な資格となります。
運営者
技能認定振興協会
受験資格
受験資格は特にありませんので、どなたでも受験することが可能です。
試験内容
学科試験は、医療保険制度・公費、 福祉の知識、調剤報酬算定上の知識について選択方式で出題されます。実技試験は、調剤報酬明細書の作成(レセプト作成3枚)が出題されます。
試験日
毎月3回 (第2水曜日、第4水曜日、第3土曜日)
勉強方法
国が推進する医薬分業の流れのなかで、調剤薬局は増加傾向にあり、調剤薬局事務者は今後も大変需要のある大切なお仕事です。現在では、全国で調剤薬局事務の通信講座・通学講座などが設けられ、多種多様な指導施設が設立されています。
通学する時間の余裕がないけれど、しっかりとした専門知識を得て、調剤薬局事務の資格を取りたい方には通信講座が適していますし、時間的金銭的に余裕があり、じっくりと学びたい場合は通学講座を受講するなど、個人の状況に合った勉強方法を選択することが出来ます。また、独学で調剤薬局事務者認定試験を受験をするときには、過去問題集やテキストなどを利用すると良いでしょう。