介護事務実務士
介護保険制度の導入により、新しく介護保険請求事務が必要とされ、介護事務実務士は、その一定の実務能力が認定されます。この介護保険請求事務は、福祉施設だけではなく、長期療養型病床を持つ医療機関でも必要とされる能力ですので、幅広く就職に有利になります。高齢化社会が進んで行く中で、これからますます需要が高くなる資格の一つといえるでしょう。ここでは、介護情報実務能力認定試験についてご紹介していきます。
資格の概要・特徴
介護情報実務能力認定試験は、介護保険制度のしくみや介護サービスについての知識、介護従事者としての役割を理解し、 介護給付費請求書の作成スキルを証明する資格です。介護保険適用事業所で訪問介護員(ホームヘルパー)として働いている方が、スキルアップを目的として取得されることも多い資格となっています。
運営者
医療福祉情報実務能力協会(MEDIN)
受験資格
受験資格は特にありませんので、どなたでも受験することが可能です。
試験内容
介護情報実務能力認定試験の学科試験は20問で、①介護保険法および関連法規、②介護保険制度、③介護報酬の請求 に関して出題されます。
実技試験は5問で、①介護報酬明細書作成:1.居宅サービス 2.施設サービスより5問出題されます。 なお、試験は在宅試験のみとなっています。
試験日
年2回(7月と12月に実施)
勉強方法
独学では実技試験で使用する介護支援コンピュータの実習を行うことが難しいので注意が必要です。通信教育では、現場で使用される介護支援コンピュータを体験できるCD-ROMを体験できる講座もありますので、確認しておきましょう。また、医療福祉情報実務能力協会の協会賛助会員指定校の介護事務教育課程を修了すると、無試験で「介護事務実務士」が授与されます。