正職員の医療事務になる
一口に医療事務の仕事につくといってもいろいろな雇用形態があるため、
その形態毎に勤務時間や仕事内容も変わってきます。
今回は正職員として医療事務の仕事をする場合についてお伝えします。
正職員の医療事務の仕事
病院内には運営に関わる総務や経理のような部署も存在しますが、
一般に医療事務として求人が出ている場合は、
受付や会計やレセプトなどを行う事務と考えてよいでしょう。
大きな病院になればなるほど仕事は細分化され、
受付業務だけ、レセプト作成だけ、会計だけというように仕事が割り当てられます。
医療事務にとって最も大変な業務が、レセプト点検と医療報酬明細請求書の作成で、
一番忙しい時期は月初から10日までとなっているところが多いのです。
このレセプトに関することだけは正職員だけで行っている病院が多く、
この期間、終電は当たり前で休日出勤することもあるのです。
勤務先の病院にもよりますが、正職員の場合は基本給に残業代や手当などが出ます。
それでも手取り20万円を超えれば良い方だといわれているのです。
正職員として採用されるとその後事務の役職になることがありますが、
そうなると基本給などはぐんと良くなってきます。
現在大きな病院ほど、役職以外の医療事務はすべて派遣やパートというところが増えていますので、
求人枠を探すのはかなり難しいかもしれません。
正職員の医療事務に向いてる人
正職員採用の基準は医療事務としての勤務年数であったり、
資格を持っていたりという条件があり、未経験の人が飛びこむのはまず不可能です。
どうしても正職員採用にこだわるのであれば、
一旦派遣などで経験年数を積むしかなく、
勤務しながら正職員採用に応募し続けることがベストなのです。
医療事務の正職員は長く勤め続けたい女性にお勧めの職種で、
働いている人は結婚、出産を経ても復帰して仕事している人がほとんどです。
職場復帰しやすい環境も正職員の魅力だといえます。